中小企業の資金繰りが うまくいかない 場合の 体制づくり①
中小企業 の 資金繰り①②③では、資金繰り や 運転資金 の考え方について記載させて頂きました。ここからは、具体的にどうやって 資金繰り を改善するかとなります。
中小企業 の 資金繰り で悩まれている方のうち、以下のいずれかの症状に当てはまる方は早急な対応が必要になります。
- 概算でも月次試算表を見る事ができていない
- 実地棚卸を実はまともに実施した事がない
- 債権管理は事実上していない
- 債務は滞納しがちである
今回は月次試算表についてです。
資金繰りのために、経理業務の根本を見直しましょう
これを解決するには、税理士への報酬を上げて解決する事が良いとは思います。しかし、体制が整っていないから、そもそもできない。という場合も多くあります。
根本を見直すというと非常にハードルが高いような感じもしますが、属人性が高い業務を誰にでもできるようにするプロセスなので、それほどハードルは高くありません。
解決策 freee や マネーフォワード などのクラウド会計ソフト にする。
- 販売 → 請求 → 回収
- 仕入 → 請求 → 支払
- 帳簿付け
のプロセスを一元管理および自動化できていない場合、資金繰りを分析するためのデータが散らばっている状態となります。
クラウド会計ソフト であれば、かんたんになります。
特に freee は請求書の入金期限、支払期限を認識し資金繰りレポートが比較的簡単に出ます。
セキュリティが頑丈な中で、
- 銀行口座
- レジ
- カード
といったデータを会計ソフトに取り込んでくれますので、現金払いを減らす事ができれば、会計ソフトに金額を打ち込む時間はほぼなくなります。
また、請求書を作ると自動で売上の仕訳され、期限超過時にはアラートが出るというように、管理はとても楽になります。
当然、既存のソフトウェアとの兼ね合いもあるので、パーフェクトは難しいかもしれませんが、対応が必須の領域です。
現金払いを減らす事ができれば、不正防止と会計の生産性向上を同時に行う事ができます。飲食店でも店長に法人カードでの支払いを義務付けている所もあるようです。
ソフトウェアに業務プロセスを合わせれば、資金繰り が 改善 する第一歩と言えます。
早期経営改善 が必要になる場合、借入金を返済できるように何を改善すべきかは「数字」から把握しますので、金融機関との対話の観点からも体制づくりは大切となります。
資金繰り改善のための体制づくりの御相談も承っております。
ご相談は経営革新等支援機関である藤原淳税理士事務所までこちらからお願い致します。
神奈川県平塚市に事務所はございますが、厚木市、秦野市、伊勢原市など周辺エリアはもちろんzoomで全国からご相談頂くことも可能です。