資金繰り が厳しい社長は要計算

資金繰り が 厳しい 社長に計算して頂きたい指標があります。

債務償還年数 と 自己資本比率 です。

債務償還年数とはその名の通り、何年で借入金を返済できるのかです。

自己資本比率は総資産のうち純資産はどれぐらいなのかをいい、財務の健全性(保守的な度合い)を表します。

それぞれ見ていきましょう。

まずは直近の決算書または月次試算表をご用意ください。

資金繰り と 債務償還年数

資金繰りが厳しい状況とは、どういう状況でしょうか。単純に言うと利益の中から借入金を返済する事が難しい状態です。返済の余裕は債務償還年数で計算されます。

債務償還年数は10年未満、理想は7年未満が良いと言われています。

計算方法は色々ありますが、

債務償還年数 = (1有利子負債 − 2運転資金)÷ 3返済原資

  1. 有利子負債  金融機関からの借り入れです。
  2. 運転資金 = 売掛金等の営業債権+棚卸資産-買掛金等の営業債務
  3. 返済原資 = 経常利益+減価償却費-法人税

これが10年未満かどうかが重要です。

資金繰り と 自己資本比率

自己資本比率は簡単です。

自己資本比率 = 純資産 ÷ 貸借対照表の資産合計

これが少なくともプラス、15%以上が理想です。

簡易財務格付け診断

債務償還年数と自己資本比率から簡易財務格付けを行っております。追加融資に懸念がある方はご検討ください。多くの金融機関がベースとして利用している格付けに近いのでご参考になるはずです。

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