不足している売上はいくら??
売上はいくら足りないの?
誤解を恐れずに単純化すると、営業損益をトントンにする売上高は、
販管費 ÷ (売上総利益/売上高)
で求められます。
ごめんなさい。本当はもっと複雑です。
本当は次のように少し複雑です。
固定費 ÷ 限界利益率
さらに元本返済なども考えると、もっと複雑になります。
固定費と言うのは、売上に関わらず発生する費用
例えば、人件費のうち固定部分や地代家賃などです。
限界利益率は 限界利益 / 売上高 です。
限界利益は 売上高 - 変動費 です。
つまり固定費と変動費を分ける必要があります。
これを伝えると、たいてい「これはどっち、どっちもあるんですけど」問題が発生します。
正さを求めて1ミリも先に進まないよりは、単純化して先に進む方がマシだと私は思っています。正しいものは、そのうち理解できるようになります。
財務体質が悪化している企業の場合、この変動費も固定化しているケースが散見されます。結果的に販管費全体が固定費化している傾向があります。
はじめの一歩
販管費 ÷ (売上総利益/売上高)
ハードルが高い売上高が算出されると思います。
そこからは、あまり意味もなく固定化しているコストを削ります。
無駄なコストを削れば、必要な売上高は減少します。
その上で、目標地点までどんな方法で向かっていくかを考える事になります。
数字を見る社長と見ない社長
数字を見ない社長は知らぬ間に業績悪化している事が多いと思います。
数字を見る、という社長は比較的業績が良いです。業績悪化時も数字で考えますから、対応も具体的です。
いきなり数字を見るのは大変ですので、サポートを付けて、会社全体に数値化を浸透させていく事をおすすめします。