事業計画の作成をすると会社が生まれ変わります!
事業計画を金融機関に言われて仕方なく作っている方からすると、事業計画の作成に果たして意味があるのだろうかと思う方もいらっしゃると思います。
私は事業計画が非常に大切であると思っています。
なぜなら行動が生まれ変わるからです。
その理由は次の事ができるからです。
- いつ倒産しそうになるか分かる(キャッシュフロー)
- 何が事業上の問題かのヒントがある(損益計算書、貸借対照表の分析)
- ヒントを解決するための指標に落とし込める(アクションプラン)
事業再生に近い状態で、はじめて事業計画を作ったという会社もありますが、早く作ればよかったと思っているはずです。
私はApple Watchを購入して、運動していない事が数値化された結果、時間がある時には歩き、家でも軽く運動しています。これが数値化の効果です。たとえ、運動不足が分かっていても、数値化されるされないでは大違いです。
以下、決算書をお手元にご覧ください
こんな会社はすぐに事業計画を作るべき
- 売上総利益が赤字
- 常に資金繰りの心配がある
- 営業利益が過去3期赤字
売上総利益が赤字
売上総利益が赤字という事は、売上高から売上原価を引いた利益が赤字です。つまり、売るほどに損失が出る状態です。
売価が正しくない、原価が合わない、などの問題がある事が分かります。これは決算書を見るだけでわかります。
事業計画においては、何をどれぐらい値上げすべきなのか、そもそも原価と見積もりが正しいのかを再検討し、アクションに落とし込みます。
常に資金繰りの心配がある
これは黒字・赤字問わず、よくある問題です。
基本的には借入金の返済ペースが業績と合わないパターンが多いので、不足した資金を借りる事で返済額が増えていくパターンです。
症状としては、過去の借入が営業利益に結び付いていない事が原因です。
対策としては、借入の返済期間をまとめて延ばす等の対処が必要です。
そのためには、事業計画の作成が必要になります。
赤字の場合には、そもそも返済原資がない状態ですので、借入は減る方向にはありませんので、抜本的な対策を立てる必要があります。
営業利益が過去3期赤字
過去3期でなくても構わないのですが、慢性的に赤字体質という事は、立ち止まってコストのかけ方を総点検する必要があります。
例えば、
人件費が増えている割に売り上げが伸びていない → 個人の能力に差があり過ぎる → 個人の成果主義 → 高めあう文化がない → 離職 → 採用
と言った場合には、半永久的に同じ状態を繰り返し採用コストは高く、業績が向上しない個人の能力は低位安定のはずです。
この場合には、チームとして戦える状態にできるならば、採用コストも削減できるはずですので、人事評価の制度と管理職の仕事を変更する必要があります。
このような感じで総点検し、「やり方」を変更する事で改善に向かいます。
そこで、進捗管理を訪問数・アポ数などで管理し、アポの取れるとれないがある場合には、そこにも問題が潜んでいるので「やり方」を変更します。
ただ、これは事業計画というよりも、週次・月次で今すぐに対処する内容です。
事業計画においては、もう少し大きな視点で、一人当たり回れる件数、受注確率、一件当たりの売上などを落とし込む事で、現実的に上げられる売上を見ます。
必要な売上高に対して現実的な売上高が足りていない場合には、1件当たりの売上高や利益が足りていないという事になりますので、そもそも論のやり方(商品単価・種類その他)を変更する必要があります。
色々なパターンや方法があるので、正解はありませんが、少なくとも考えるきっかけとなり、なんとなくの打ち手からは成功確率が上がります。
まとめ
事業計画は次の事ができます。
- いつ倒産しそうになるか分かる(キャッシュフロー)
- 何が事業上の問題かのヒントがある(損益計算書、貸借対照表の分析)
- ヒントを解決するための指標に落とし込める(アクションプラン)
以下のような状況の方はすぐに取り組んでください。
- 売上総利益が赤字
- 常に資金繰りの心配がある
- 営業利益が過去3期赤字
もし、事業計画を作る事に不安がある場合には、ご連絡ください。
アクション会議も含めてサポートをさせて頂きます。
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